文化財学科のトピックス
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授業風景
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2024.07.05
「地域研究と自治体専門職の役割」について学ぶ!
文化財学科では、文化財専門職を目指す学生のために、専門職員が行う業務についての授業を行っています。
今回、奈良県大淀町教育委員会 文化振興課の松田度さんをゲストスピーカーとしてお招きし、「地域研究と自治体専門職の役割」と題して、お話をしていただきました。
市町村に配属されている文化財専門職員は、町内にある指定文化財の保護業務はもとより、様々な歴史資料を扱います。松田さんは、古墳の保全や古文書調査、戦争の語り部活動のサポートなど、町民と一緒になりながら行ってきました。また、地域にとって大切な歴史文化を「おおよど遺産」として認定し、町民と共に調査・保護・啓発をしています。
このように文化財専門職の大きな役割のひとつには、地域の歴史文化をコーディネートすることがあります。そのために地域研究は欠かせないものです。様々な機関とコラボ研究することにより、自分の地域が見えてきます。そして、その成果を町に還元することが必要となります。自分の町の遺産(レガシー)を地域で守り、次世代に継承することが重要と話されました。
今回の授業を聞いて、文化財専門職員の役割について、しっかりと理解ができたでしょうか。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】