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文化財学科のトピックス
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地名は歴史を語る!

 今月(9月号)の月刊『大和路ならら』は、「地名は歴史を語る」と題して、相原嘉之教授が担当しました。土地には町名のような大きな地名と共に、水田一枚ごとに小さな地名「小字名」が付けられています。この小字名の由来は、永い年月の間に判らなくなったものも多いのですが、小字名から古墳・寺院の存在や、遺跡の性格などを窺うことができるものもあります。例えば、高松塚古墳は「小字高松」にあり、江戸時代には大きな松の木が生えていたことがわかっています。また、水落遺跡の「小字水落」では、水時計の遺跡が見つかりました。このように地域に残された地名は、古の記憶を今に伝える貴重な文化財でもあるのです。
  【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】

『ならら』9月号

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