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2025.01.26
奈良大学博物館「朝来経塚群-祈りの考古学-」展が始まりました!
奈良大学博物館では毎年、数回の企画展示を行っています。今回は40年前に水野正好先生(当時教授)が発掘調査をした和歌山県上富田町にある朝来経塚群の成果を中心に、上富田町の経塚群についての展示を計画しました。
朝来経塚群の調査成果については、既に上富田町史に掲載されていますが、正式な報告書が刊行されていませんでした。そこで、2022年度から出土品の再整理を行い、2024年3月には『朝来経塚群発掘調査報告書』として刊行しました。この再整理の検討の過程で、新たな見解も得られたことから、その最新成果を奈良大学博物館で紹介しています。合わせて、上富田町には多くの経塚群がり、経塚研究において重要な地域であることもわかりました。この企画展を通して、上富田町の歴史の一端に触れていただければと思います。この展示は、4月12日まで開催していますので、春休みの期間中に、是非ご覧ください。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】