TOP

文化財学科のトピックス
TOPICS

海外研修 in インドネシア

 コロナウィルスの影響で中断していた文化財学科海外研修を再開しました。研修先はインドネシアで、バリ島とジャワ島を訪ねました。
 ヒンドゥー教のプランバナン寺院、仏教のボロブドゥール寺院はいずれも一度は忘れ去られ、発見され、修復されて守られている世界遺産です。ボロブドゥール寺院は780年代に建築が始まったとされる大乗仏教の遺跡ですが、日本で東大寺大仏の開眼供養が行われたのが752年。同じ頃に、同じ大乗仏教の教えのもとで、こんなにも異なる建造物が建築されたのは興味深いですね。
 ウルワツで伝統舞踊のケチャダンスを観覧したり、王宮、バティック(ユネスコの無形文化遺産に登録されたろうけつ染め)工房や銀細工工房、日本とは随分と環境の異なる博物館を見学したりと、教員、学生ともに興味津々でインドネシアの旅を満喫しました(写真はプランバナン寺院、ボロブドゥール寺院)。
 研修旅行はイスラム教のラマダン(断食月)の時期と重なっていて、予定の変更などもありましたが、それも異文化に触れる良い機会でした。異国の文化財、伝統技術や舞踊、文化、宗教など、沢山のものを自分の目で見て、参加者全員、元気に帰国しました。
 再開された海外研修、来年はどこへ行きましょうか。

  【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】

アーカイブ
ARCHIVE

関連記事
RELATED ARTICLES