TOP

文化財学科のトピックス
TOPICS

美術史実習の講義風景を紹介!

 奈良大学文化財学科では、3年生から考古学・保存科学・美術史のそれぞれの実習を選んで受講します。今回は美術史実習の講義風景をご紹介します。
 美術史実習では、資料の取扱実習とともに、あちこちの寺院や博物館、美術館を巡って美術資料を鑑賞する見学実習を行います。
 4月15日、最初の見学実習先は東大寺です。大仏様(だいぶつよう)の巨大な南大門と運慶・快慶・定覚・湛慶作の巨大仁王像を見上げてから、やはり大仏様による質実剛健な姿の鐘楼と奈良時代の超巨大梵鐘の下をくぐって丘を登り、奈良時代の仏堂と鎌倉時代の礼堂による古代の双堂形式が継承された法華堂と、その堂内に林立する奈良時代脱活乾漆造の巨大仏像群を見学しました。どれもこれもスケールの大きい文化財に圧倒されながら、それぞれの特徴や歴史的背景について教員の説明を聞いて、じっくり鑑賞していました。さまざまな時代の、さまざまな種類の美術資料をたくさん見て、自らそれらの価値や意義を見出していける力を身につけていってほしいと思います。
 鑑賞後は、午後からの演習(ゼミ)のため、みんな一目散に大学に帰って行きます。ちょっと忙しいですが、奈良の中心に近い奈良大学ならではの光景です。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】 

アーカイブ
ARCHIVE

関連記事
RELATED ARTICLES