博物館トピックス
TOPICS
お知らせ
NEW
2024.12.12
朝来(あっそ)経塚群-祈りの考古学- を開催しています!
1985年、水野正好名誉教授(当時、教授)は、和歌山県上富田町にある朝来経塚の発掘調査を学生たちと共に行いました。当時、希有であった経塚の調査で、合わせて和歌山県最古級の前方後円墳を確認するなどの大きな成果をあげ、その概要は『上富田町史』に掲載されています。しかし、正式な報告書は刊行されていませんでした。
この度、奈良大学で保管をしていた出土品等の再整理を行い、報告書として取り纏めました。その検討過程で、当時とは異なる新たな見解を示すことができ、上富田町には多くの経塚が残されていることも判明しました。
今回の展示では、これらの調査成果を紹介し、関連資料も合わせて展示することにより、上富田町の経塚についての理解を深めようとするものです。
【主な展示品】
①朝来経塚 一字一石経
②朝来経塚 出土土器(東播系須恵器・常滑焼)
③朝来経塚 関連資料
④門垣経塚 一字一石経
展示期間:令和7年(2025)1月27日(月)~4月12日(土)