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2025.03.20
奈良大学文学部史学科の2024年度優秀論文に谷川陽香さんの卒業論文「足利義輝論―幕府権力再生政策における大名間調停の役割―」が選ばれました。学位授与式に表彰状が授与されました。
2024年度の優秀論文は1人。
谷川陽香さんの卒業論文「足利義輝論―幕府権力再生政策における大名間調停の役割―」が選ばれました。
おめでとうございます。
学位授与式に表彰状が授与されました。
以下に主査の外岡愼一郎先生の講評を掲載します。
【講評】
本論文は、おもに永禄年間に室町将軍足利義輝によって進められた諸国大名間の紛争調停が、これと連動する栄典授与、これらに付随する金銭収入によって将軍権威の高揚と幕府財政安定化をもたらしたこと、またこのことが、当主の死を契機に危機意識を強めた三好一族による義輝暗殺に繋がったことを論証することを目的に作成された。