学部・大学院
FACULTY
社会学部 / 心理学科
DEPARTMENT OF PSYCHOLOGY
繋がるこころを科学する、支えるこころを身につける
さまざまな場面でメンタルヘルスへの関心が高まっている現代社会。
心理学科では、人と人との関係や、人と社会との関係を考えながら発達・こころの不調、集団心理など、「人間」への理解を深めます。
どうすれば一人ひとりが、いきいきと過ごしていけるのかを探究するため、多角的に"こころ"の問題へアプローチしていきます。
学びのポイント
現代に生きる「人間」への理解を深める
社会的な問題と密接に関連する「臨床心理学」と「社会心理学」を中心とした幅広い領域で、現代社会に生きる人の「こころ」をとらえます。
「こころ」を測る技法を身につける
実験、調査、面接などの確かな方法論を用いて、複雑な人間の心理を客観的、科学的につかみます。
広く社会で役立つスキルを磨く
実験や調査で行うデータ解析の技術や、カウンセリング実習などで養われるコミュニケーション能力など、社会で役立つスキルを身につけます。



学びのフィールド
こころを探ると同時に、社会が個人に及ぼす影響について考察。
21世紀における、新たな幸せな生き方を探ります。
実験、調査、面接など、こころをより深く知るための「 手法 」を講義や実習を通じて習得し、人間の心理を探究します。

こころの実験室
実験を通じて、科学的に私たち自身も気づいていない心の働きを探っています。

臨床と社会
「臨床心理学」と「社会心理学」の2つの分野に重点をおき、研究で分かったことを現実社会の問題解決に生かします。

カウンセリング
自分や周囲の人の悩みに対応できるように、カウンセリングの技法や心理療法を体系的に学修します。

心理アセスメント
知能検査や人格検査、作業検査などさまざまなアセスメント技法を習得して、こころの理解を深めます。

質問紙調査法
たくさんの人のこころの全体的な特徴が知りたいとき、どうしたらよいでしょうか? ホンネを引き出すための「測る」技術を身につけます。

体験学習
実習や演習では教室を飛び出して、現場で話を聞き、活動の実際に触れて実践的に学びます。
カリキュラム
授業ピックアップ

心理学実験
「こころ」の働きを科学的に検証する心理学実験の技法を体験的に学びます。実験への参加を通して、実験機器の扱い方と測定の手順、そして実験結果を客観的に報告するレポート作成の技術を身につけます。

社会心理学基礎実習
アンケートの回答から人々の意識を探る質問紙調査を実習します。仮説の設定、質問項目の立案、調査の実施、データ解析、そして成果発表まで、社会心理学的な調査研究の基礎的な流れを習得します。

臨床心理学基礎実習
行動観察法、心理検査法、面接法など、臨床心理学研究における主要なデータ収集方法を体験的に学びます。分析結果をレポートにまとめて報告することを通して、「こころ」を理解するための基礎的素養を身につけます。

心理的アセスメント
心理アセスメントとは、面接や心理テストなどを通して、対象者を理解しようとすることです。この授業では、代表的な心理テストについて実際に体験して学習します。自分のことをあらためて見つめる機会にもなります。

心理演習(カウンセリング)
カウンセリングや心理療法の手法を学びます。クライエント役とカウンセラー役に分かれて模擬面接を行ったり、箱庭療法や描画療法を体験したりします。他者を理解する目だけでなく、自分を理解する目が鍛えられます。

文化心理学
生物としての人間の性質は文化によって変わらないのに、私たちの心の性質には周囲の社会的な環境に応じた「クセ」のようなものがあります。文化心理学では、文化によって異なる心のクセの性質を探っていきます。

司法・犯罪心理学
犯罪者と聞いてどんな人を思い浮かべますか?心理学などを学ぶことで犯人像の多様性を知り、また、日本や諸外国での犯罪者処遇の課題と工夫に触れることで、犯罪を減らすために私たちにできることを考えます。

産業・組織心理学
現代社会の企業の動向や労働問題に着目しながら、組織で働くときの様々な「こころ」の働きを学びます。自身の就職活動、就職後の職場での人間関係の構築、働きがいの獲得などの実践的なテーマを検討します。
教員メッセージ
学科紹介動画
模擬授業
心理演習(カウンセリング)
林 郷子 教授
「社会心理学基礎実習」
村上 史朗 教授
「司法・犯罪心理学」
今井 由樹子 准教授